ウェブAPI開発コースのイントロ動画とライブ配信
ただいまウェブ API 開発コースのコンテンツ作りの真っ最中でして、受講者向けのイントロダクション動画を作成しました。
受講を検討している方のご参考までに、イントロ動画は一般公開いたします(本記事の末尾に掲載しています)。
プロモーション目的ではなくて、あくまで受講者用のコンテンツの一部であるため、割と長々と喋りますが、ご了承下さい。
それから、12月半ばまで(おそらく金曜日の夜に)1時間程度のライブ配信を数回行います。
Python で何かスクリプト(具体的にはまだ決めていません)を作りつつ、ウェブ API 開発コースの内容とかプログラミングに関するご質問を受け付けようと思います。
ただし、今後の弊社コース/セミナーで解説を予定している技術的な内容は回答できかねるかもしれません。その辺のさじ加減についてはその場で判断させて下さい。
第一回目は2019年11月22日の 20 時から開始します。視聴 URL など決まりましたら、弊社ツイッターの方でアナウンスいたします。
ウェブ API 開発コースに既に申し込まれた方も、受講を検討している方も、その他冷やかしの方も、是非ご参加下さい。
とはいっても運営上迷惑な人がいたら容赦なくキックしますので、冷やかしはほどほどにお願いします。^^;
ウェブ API 開発コースのカリキュラム概要
前回のブログでお話ししたとおり、ウェブ API 開発コースは
- 基本スクリプト
- 発展スクリプト
という難易度が異なる二種類のスクリプトを並行開発するスタイルで進めていきます。
それぞれのスクリプトを開発する流れに沿って様々な話題に触れるのですが、概ね次のような順序で解説していく予定です。あくまで予定ですよ。
基本スクリプト | 発展スクリプト | |
---|---|---|
第1週 | Python基礎, HTTP基礎 | 並行処理の歴史, スレッド, WebSocket |
第2週 | Python基礎, JSON, 通貨一覧取得 | 同期/非同期, HTTP ベンチマーク |
第3週 | クラス, 価格情報取得 | 板情報の処理, numpy / pandas |
第4週 | 発注ライブラリの使い方 | 発注, 排他制御, APIキーと認証 |
第5週 | 約定判定とポジション管理 | 約定処理, イベント, 同期 |
第6週 | 定期的な処理 | WebSocketでの注文とポジション管理 |
第7週 | 損切り, ログ出力 | 歪みの探求, 複数データソース, プロセス間通信 |
第8週 | コンフィグ, LINE/Discord通知 | 高速化, 可視化, データベース |
また、単なる知識ばかりではなく、プログラミングのコツや考え方もご説明したいと思います。
ただ、動画で一方的に説明しても伝わりにくいため、課題に取り組んでいただいた後に、具体例と絡めて解説する方が効果的でしょう。
その他にも、番外編というか補講として、発展的あるいは予備知識的なトピックも幅広くカバーし、トータルではかなりボリュームのあるコンテンツになります。
たとえば、「Unix (Linux) の基礎」みたいな補講もご用意するのですが、こういった「ウェブ API 開発」の本筋とは直接的に関係が無い話題は、将来的に、弊社のコース/セミナーを受講してくださった方なら誰でも閲覧できる形でご提供してまいります。
第一期の受講者の皆さんには、12月になったら出来上がったコンテンツから随時公開し、各自の判断で、年明けを待たず事前に学習を始めていただけるようにしますので、少々お待ちください。
受講を検討されている方は、ご質問などありましたら、弊社お問い合わせフォームからお気軽にお問い合わせください。
ウェブAPI開発コースの発注ライブラリ
おかげさまで既に数名の方からウェブAPI開発コースに参加お申し込みをいただいております。
私の方もコンテンツ作りに着手するために、具体的なカリキュラムを詰めているところです。
先日のブログでは、bitFlyer の BOT を作成していくとご説明しましたが、その点について若干補足させてください。
いくら少額で試験運用してもらうとはいえ、いきなり bitFlyer FX のリアル口座でプログラムを動かすのは抵抗がある方もいらっしゃるかもしれません。
そこで、基本スクリプト*1では、こちらでご用意した共通クライアントライブラリを使ってBOTを記述していただこうと思います。
共通クライアントライブラリは、いまのところ
- bitFlyer FX
- Liquid by Quoine (レバレッジ取引)
- BitMEX
- Binance FX
に対応したものをご提供する予定です。
共通クライアントとは、簡単に言えば、ほぼ同じようなプログラム記述で複数の取引所に対して発注ができるライブラリです。
したがって、いきなり bitFlyer FX や Liquid のリアル口座で取引したくない受講者は、まず BitMEX や Binance のテストネットのデモ口座で開発/実験をし、リアル口座に移行する自信が付いたら、ちょこっと(初期化部分と API キーなどを)変更するだけで bitFlyer FX や Liquid 用の BOT に変更することができるわけです。*2
当初、基本スクリプトのカリキュラムが詰め込み気味になることを危惧していましたが、クライアントライブラリを使っていただけば、比較的容易に取引が出来るところまで実装できますし、モチベーションも維持しやすいと思います。
一方、発展スクリプトにチャレンジしている受講者にとっては、共通クライアントライブラリはサンプルプログラムにもなります。
これをサンプルとして参考にしつつ、同等のものをご自分で実装していただくというのが、発展スクリプトのテーマです。
と、こんな感じで、現在カリキュラムの最終調整をしておりますので、8週間のカリキュラムが確定しましたら、また本ブログでご紹介いたします。