Softgate Limited

株式会社ソフトゲート コーポレートブログ

ウェブAPI開発コースの発注ライブラリ

おかげさまで既に数名の方からウェブAPI開発コースに参加お申し込みをいただいております。

私の方もコンテンツ作りに着手するために、具体的なカリキュラムを詰めているところです。

先日のブログでは、bitFlyer の BOT を作成していくとご説明しましたが、その点について若干補足させてください。

いくら少額で試験運用してもらうとはいえ、いきなり bitFlyer FX のリアル口座でプログラムを動かすのは抵抗がある方もいらっしゃるかもしれません。

そこで、基本スクリプト*1では、こちらでご用意した共通クライアントライブラリを使ってBOTを記述していただこうと思います。

共通クライアントライブラリは、いまのところ

  • bitFlyer FX
  • Liquid by Quoine (レバレッジ取引)
  • BitMEX
  • Binance FX

に対応したものをご提供する予定です。

共通クライアントとは、簡単に言えば、ほぼ同じようなプログラム記述で複数の取引所に対して発注ができるライブラリです。

したがって、いきなり bitFlyer FX や Liquid のリアル口座で取引したくない受講者は、まず BitMEX や Binance のテストネットのデモ口座で開発/実験をし、リアル口座に移行する自信が付いたら、ちょこっと(初期化部分と API キーなどを)変更するだけで bitFlyer FX や Liquid 用の BOT に変更することができるわけです。*2

当初、基本スクリプトのカリキュラムが詰め込み気味になることを危惧していましたが、クライアントライブラリを使っていただけば、比較的容易に取引が出来るところまで実装できますし、モチベーションも維持しやすいと思います。

一方、発展スクリプトにチャレンジしている受講者にとっては、共通クライアントライブラリはサンプルプログラムにもなります。

これをサンプルとして参考にしつつ、同等のものをご自分で実装していただくというのが、発展スクリプトのテーマです。

と、こんな感じで、現在カリキュラムの最終調整をしておりますので、8週間のカリキュラムが確定しましたら、また本ブログでご紹介いたします。

*1:基本スクリプトと発展スクリプトについては前回のブログを参照

*2:誤解の無いように言っておきますと、仮想通貨取引所および各APIはクセが強いので、細かいことをやるには取引所ごとの特殊な処理が必要となり、高頻度になるほど共通クライアントライブラリでは役不足になっていきます